THE KAIDO日記(2016/6/27-28)大山街道 矢倉沢往還踏破レポート

2016年6月30日

THE KAIDOというロング・ウォークで行く大山街道2日間

「梅雨なのに雨が無く、暑い!!しかも、水不足!このままでは夏が心配、これは雨乞いが必要だ!」

という事で、今回の街道の旅は、雨乞いの信仰、大山阿夫利神社を目指す大山街道へ行って参りました!

大山街道(大山道)とは、

 大山街道は、江戸時代から雨乞いの信仰であった神奈川県伊勢原市大山(別名、雨降山)山頂にある阿夫利神社まで、参詣のための古道として整備されました。大山街道には各地から向かう複数の街道があります。江戸から向かう矢倉沢往還(別名、青山通り)、藤沢から向かう田村通り、東海道方面からの柏尾通り、熊谷からの八王子通りなど、今回は、その中で代表的な東京赤坂の江戸御門を起点に大山へ続く矢倉沢往還(国道246沿い)、約74kmに及ぶ街道です。

 目指す大山頂上は標高1252m、東京近郊では有名な登山スポット、という事は70キロ近くをウォーキングしてきた後に登山、しかも今回はそれを2日間で行います。下山も考えるとお昼には山頂に到着している必要がありますので、なかなかハードはロング・ウォークとなります。そして、五街道のように書籍やネットの情報も少なく、案内板も少ない大山街道(旧道)はルートが不明確なため、今回の旅には風人社さんの、「ウォーキングマップ〜ホントに歩く大山道」を携えて参りたいと思います。

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協力:ホントに歩く大山道(風人社)http://www.fujinsha.co.jp/hontoni/oyamakaido/

1日目:赤坂御門(東京都)〜海老名(神奈川県):約50km

「会社へ通勤される方はまだちらほら、、8時迄には混雑が予想される渋谷を通過したい!」

 永田町駅からすぐの赤坂見附跡(赤坂御門)を朝7時に出発、初日の海老名を目指します。梅雨にも関わらず非常な暑さは、この先の旅に若干の不安がよぎります。複数期間にまたがり長距離を歩くロング・ウォークには変化する環境への対応も求められますので、これもロングウォークの魅力と考えましょう!まずは国道246沿いを赤坂から青山へ急ぎ足で向かいます。そして渋谷の宮益坂下を下り道玄坂を登り再び国道246へ出ます。ちょうど8時を過ぎたあたり!良かった。。

 しかし、最先端の若者が集う渋谷道玄坂なども大山街道の一部として昔から使われていると思う不思議な気持ちです。ゴミが多いのがとても残念ですね。。東京都内の大山街道は、そこが大山街道だと知る手段は極めて少なく、沿道の神社やお寺に小さなシールが張られているだけという状況。そして、三軒茶屋から世田谷線沿いを進み二子玉川まで、世田谷代官屋敷や神社やお寺を横目に一気に進み、多摩川の東京と神奈川を繋ぐ二子橋を渡ると気持ちのよい風が吹いてきます。いよいよ東京を背に神奈川県に突入です。

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 神奈川県に入ると川崎市高津区、この辺りにくると東京都内とは違い街道沿いに大山街道の表示が出てきます。高津区には、大山街道ふるさと館などもあり、大山街道を地域資源として守っている姿勢がうかがわれます。このように歴史や文化が守られて継承されて行って欲しいですが、行政だけでなくもっと地域も含めて盛り上げて欲しいところです。月曜でこの暑さもあるのか?街道をウォーキングしていると思われる方は皆無、、ちょっと寂しさも感じますね。もっと街道を歩きましょう!

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 さらに歩みを進め、川崎市から横浜市に入ると、さすがは坂が多いですね、、青葉区や緑区の住宅街の中は、細かいアップダウンが続きます。。さすがに夏のような暑さの中、ここまで30キロ近く歩いているので疲労も蓄積されてきます。ロング・ウォークの第一の難関、30キロの壁(自分調べ)が来ます。ここから抜けると町田市、大和市など国道246、旧246の沿線を進むと本日の終着点である海老名市へ到着、ここで1日目が終了です。出発から50キロ、東京都内から神奈川県まで、都心のビジネス街から流行の発信地、そして住宅街や国道を通り一覧の街道は、これまで大山街道と意識せずに通っており、改めて歴史や文化を感じながら歩くと、その大切さや新たな発見がある旅となりました。翌日はいよいよ大山へ登山となります。

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2日目:海老名(神奈川県)〜大山(神奈川県伊勢原市):約24km

「雨のウォーク&ハイクは、抜群の達成感!!」

 2日目、大山へ向かう朝は、前日の暑過ぎる程の晴天から一転して、雨となります。雨乞いの旅なので、もちろん雨は大歓迎!それにしても、こんなに早く効果が出るとは、、(笑)

 東京から、雨乞いで歩いて大山迄まで行こうという人間は果たしていつぶりなのだろうか?そんな事を思いながら、はずは厚木へ、昔は渡し場より相模川を船で渡っていたのですが、現在は橋が掛かっている為、そのまま橋を渡ろうかと思っていたが、前夜に居酒屋で合った方が、「大山街道を行くなら渡し場を通らなくてはいかん!」という事で、泣く泣く遠回りをして渡し場へ、、

 そこからコースへ戻り、相模大橋を渡って愛甲石田まで行くと雨雲のかかった大山が見えてきます。

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 愛甲石田から大山までは、街道らしい風情を感じる事の出来る道が続きますので、旅の気分を十分に味わう事が出来ます。そこから東海道方面からの柏尾通りと合流し、緩やかな登りが続くと、いよいよ大山の麓です。ここへ来ると急に坂の角度が変わります。今ではケーブルカーで登る事が出来る大山ケーブルの駅までの間には、大山詣りに使われる古い旅館やお店等が連なり、昔からの賑わいが感じられます。

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ケーブルカーの乗り場まで来るといよいよ、ここから大山登山、しかも雨・・・

 海老名からで雨の中を20キロ歩き、これから登山という状況に少しひるみつつ、ケーブルに乗りたい気持ちをぐっとこらえ、男坂を阿夫利神社下社まで一気に駆け上がります。結構しんどいです。。このまま下社で良いかな・・・だって人間だもん、、など思いつつも、最後の頂上へのアタック、足元も悪く歩きにくかったですが、なんとか頂上の阿夫利神社本社へ到着!標高1252m、前日から72キロを歩き大山頂上まで来ました。視界もほとんどなく、風景を堪能するする事も出来ずに下山です。。

まぁ、雨乞いなのでこれで良しとしましょう。

帰りは、子鹿がお見送りしてくれ、無事帰路につくことが出来ました。

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旧東海道五十三次11日間に続き、旧大山街道 矢倉沢往還2日で完歩!

これで街道二つ目の完歩になります。今回は74キロという距離ながら、1250mの登山という事もあり、街中のウォーキングと登山やトレイルというロングウォークの魅力を短時間で十分に味わう事の出来る旅となりましました。

ぜひ、皆様も機会があればトライしてみてください!

THE KAIDOを始め、まだまだ街道の旅は続きます。

ちなみに今回の装備はこんな感じでした。

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大山街道(旧道)-矢倉沢往還コースマップ

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いま始まる、伝説の歩き旅

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